フィルターはつけてません

おもに邪な視点から映画やドラマを語る人のブログです。基本的にネタバレありですので注意してください。

剃毛プレイなRDJが拝める「毛皮のエロス」を見た

 

「ニコールが全てをさらけだした官能エロス!」

てな内容の煽りつき。間違いではないのですが、世に言う「官能」とはまた違うエロスが漂ってる映画です。

 情熱のスペイン映画「ハモンハモン」のように、冒頭10分から主演女優がおっぱいぽろりしたりしません。性行為そのもののエロスではなく見てはいけないものを見てしまう背徳感だとかフェティッシュに近い感じ。

 

 

あらすじ

過激な題材によって写真芸術の概念に一石を投じた、天才写真家ダイアン・アーバスにオマージュを捧げる官能ラブストーリー。多毛症の隣人との出会いをきっかけに、貞淑な妻から自立した写真家へと変化していくヒロインを『めぐりあう時間たち』のニコール・キッドマンが演じる。監督は『セクレタリー』の異才ス ティーヴン・シャインバーグ。ダイアン・アーバスの人生に、独自のイマジネーションで肉薄した監督の手腕が光る(引用:http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id326234/

 

 「セクレタリー」といえば、上司とその秘書のあいだで秘密裏に行われる奇妙なソフトSMレッスンの映画。

ということはこの映画もきっとRDJが性的にけしからんに違いない!ということでワクワクしながら見始めました。

 そして冒頭ものの10分で全裸の園が出現・・・!tんkがモザイクなしに普通に映ってます・・・・・!!これは・・・!!

今後の展開に胸が高鳴る導入部分です。完全に持って行かれました。

 時をさかのぼる事三年前。多毛症のライオネルと出会うダイアン。マンションの上の階から大量の毛と鍵が流れてきて配管をつまらせてしまい、それをインターフォン越しにダイアンからライオネルに苦情を言う。そのシーンが秀逸とレビューしてる方がいて面白かったので引用します。

 

 

 このディアンの「Your dog's hair is in my pipes. It's causing problems with the plumbing」というセリフがエロい。
Plumbing(配 管)とは、辞書にも載ってるくらいあからさまな膣の隠語だし、それを前提にして見ると「犬」というのは男性性器を指しているに違いない。「Do you have a large dog?」というのは直訳すると「あなたは大きい犬を持っているの?」すなわち「あなたはでっかいのを持ってるの」と聞いているわけで、「Your dog's hair is in my pipes. It's causing problems with the plumbing」は「あなたのXXXのことを妄想して、気が狂いそう」というような意味に受け取れる。(http://princesschu.blog23.fc2.com/blog-entry-184.html

 

 こういう隠喩大好きなので悶えます。

直接的性描写ももちろんいいけど、やっぱりこういう隠喩的性描写っていいなぁ。

 

 ダイアンがライオネルの全身の毛を剃るシーンもとてもエロいんです。人に歯磨きされると快感だというのはちょっと前に某アニメが表現してましたが、人に毛を剃られるのも同じなんじゃないかなあと思うんです。

 剃毛プレイとかよくあるしね。

 アンダー周りの毛を剃られてる時のRDJの顔が本当にエロいのでそのためだけにでも見る価値があると思います。

 また、女性の手によって刃物で毛と取り除かれてむきだしになるという表現も、男性優位の性描写ではなくて面白い。剃られたあとのカミソリの剃り傷は、女性であるダイアンが、男性であるライオネルに刻み込んだ印。エロい。毛がなくなった全裸のダウニは腰がきゅっとしまっててそのあとお尻がばいーんと大きくて・・・いやあ・・・本当に魅力的身体を持った男性だと思います(精一杯の理性を保ちながら)

 

 

 そういえば、007/skyfallでもダニクレがボンドガールのマネーペニーに髭そられてましたな。でもそこはやはりダニクレ。傷一つつけさせずフィニッシュ。

 

 日本人女性って結構毛に抵抗ある人多いって聞くけど、この映画みたらちょっと毛に対する性的象徴性に気づけて意識変わるんじゃないかしら。