きっと、うまくいく ー はじめてのインド映画 ー
フォロワーさんのすすめで、はじめてインド映画に挑戦。
インド映画というと、「ムトゥ〜踊るマハラジャ〜」のような、踊りメインのベタベタストーリー映画のイメージがあり、正直そこまで脚本には期待していませんでした。
「独特の踊りシーンが見れたら満足だな〜。インド人俳優イケメンでてきたらラッキーだな〜。」くらいにしか思ってませんでした。
あらすじ
インドで興行収入歴代ナンバーワンを記録する大ヒットとなったコメディドラマ。インド屈指のエリート理系大学ICEを舞台に、型破りな自由人のラン チョー、機械よりも動物が大好きなファラン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの3人が引き起こす騒動を描きながら、行方不明になったランチョーを探すミス テリー仕立ての10年後の物語が同時進行で描かれる。(引用元:http://eiga.com/movie/77899/)
「とにかく踊っているんだろうなあ、三時間踊りっぱなしだったらどうしよう」と一抹の不安を抱きながら見はじめたが、あれ?まだ歌がでてこないぞ。踊りもない。
案じていたのもつかの間、じわじわとインドらしさが炸裂し始めました。とにかく効果音が大袈裟。ちょっとでも深刻なシーンになると毎回同じ「ドーン」というSEが流れ、ギャグをかましてずっこけるドリフ的なシーンではバラエティで使われそうな「ポコッ」というSEが流れます。いちいち笑える。
コメディ映画なのでアニメチックな演出や妄想シーンも多く、主人公ランチョー(中央)とヒロインが恋に落ちるシーンは突然ムーランルージュのワンシーンのように夜空の下で二人が華麗な衣装に身を包んで歌い踊ったかと思えば、学校内で中心人物三人を中心に他の学生も徐々に加わってくるミュージカルシーンは『500日のサマー』や『モテキ』に通じるものがあります。
500 Days Of Summer - You Make My Dreams - YouTube
妄想シーン。なにげにVFX技術もすごい。
ナチュラルにストーリーに合わせて歌と踊りが入ってくるのでさほど疲れません。
「突然大勢で歌って踊るミュージカル映画」という印象よりは、「ミュージカル要素のあるコメディ映画」という印象なのですんなりなじむ。
そして何より、ストーリーが単純明快のようでそうではないところが、この作品が評判いい理由のひとつかなあと思います。
インドの高度経済成長の光と影を風刺し、「他人の敷いたレールでなく自分で自分の人生を切り開いて行こう」「なるようになるさ」という幅広い年代の人につき刺さるであろうメッセージがしっかり描かれています。
貧しい親は子供にいい仕事に就いてもらい楽になってほしいがために、夢を押し付ける。子供は自分のやりたいことと親の願望のあいだで葛藤する・・・。
特に、「仕事は自分の好きなことをすれば、楽しいんだ」という台詞はなんだか今の自分の状況にも当てはまり、思わず涙が・・・。
インド映画は踊って笑えて楽しいだけだと思っていたけど、こんなにもピュアなメッセージが込められたものだなんて知りませんでした・・・。舐めてたなあ。
インド人男性の服装がセクシー
余談ですがインド人男性の服装が気に入りました。
ラジュール(一番右)が着てるちょっとワンピースみたいな服。
なんかひらひらしてて細身の人が着てるととてもキュート。
そして、こんな豪華版もあるらしい。
おおお・・・!!き、貴族だ・・・まじ王子。娶られたい系男子。
インド人男性って手足が長くて細いからシルエットが綺麗に見えるので最高ですね。
王宮に招かれたい・・・
立て襟ロングコート萌えでもあるのでこれはいい・・・。
マトリックスのネオたん
マトリックスのパクリともいわれた伝説のカルト映画リベリオン
ん。。。なんか平沢師匠っぽいな・・・
とりあえず、インド男性の服装イイネ!そして立て襟イイネ!